本州東岸は冷たい雨続くも西から回復 気温上昇(200523)

サイエンス・IT

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 読みにくい、難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報よりずっと多くの情報が得られる・・・はず?

   

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 昨日のTweetから。

 ※本州東岸では冷たく湿った北東風(ヤマセ)が吹き続け低温、にわか雨が継続。
  北陸以北の日本海側にも北東風が流れ込み、晴れていても肌寒い一日でした。

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1、この先の天気トピック・・・南海上に梅雨前線停滞!強い暖湿気 沖縄に流入続く!

 今日は(夏の暖かく湿った空気と春の乾燥した空気の境目に形成される)梅雨前線の動向を把握すべく、向こう一週間の850hPa(上空約1500m)の暖かく湿った空気の動向をチェック。

週間相当温位200523
(図をクリックすると拡大します)

 南海上には相当温位330K以上の暖湿気(雨の原料)がコンスタントに流入。
 オホーツク海方面から南下する冷涼で乾燥した空気との間に梅雨前線(等相当温位線の混雑域 南側)が形成され、月末にかけて停滞することが予想されています。

 特に沖縄方面には345K以上の特に強い暖湿気が流入。
 27日(水)頃までは、インド洋発 インドシナ半島経由の暖湿気と、太平洋高気圧縁辺から流入する暖湿気が沖縄付近に集まるため、梅雨前線が特に活発化することが予想されます。

 沖縄方面の大雨モード・・・しばらく警戒が必要。
 また、梅雨入りが近づいている(あと2週間前後?)西~東日本の太平洋側では、梅雨前線の北上に備えて今のうちにできること、想定すべきことを済ませておきたいところです。

 なお向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データは・・・

週間気温グラフ200523

 梅雨前線の本格的な停滞とともに南西諸島から西日本では気温のアップダウンが弱まる傾向。
 寒気と暖気のせめぎ合いによる悪天から、強い暖湿気の流入による悪天の季節へ。

 梅雨前線から離れた北日本では、高気圧と低気圧が周期的に通過して緩やかな気温のアップダウンがあるようです(晴天域の内陸では日変化はそこそこありそうですけど)。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/  

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2、今日の空模様・・・西から回復 気温上昇傾向だけど 本州東岸と北日本は・・・

 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の新潟県境  信濃町 野尻湖畔・・・

野尻湖畔200523

 新緑はさらに色濃く、その勢力を拡大中。
 あれほど広く見えていた空もほとんど見ることができません。

 ただ、青空と白い雲が混在していることはわかります。

 最寄りの信濃町アメダスの最低気温は平年より2℃ほど高い二けたの10.3℃(04時13分)。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況200523

 北日本、そして日本海には東から高気圧が張り出した状態。
 高気圧の北縁に位置し、上空の気圧の谷(水蒸気画像:赤の点線 偏西風の南側への蛇行域)が通過中の北海道を除いて、日本海側中心に晴れていることがわかります。

 一方、南海上には梅雨前線が停滞中。
 偏西風強風帯(水蒸気画像)に沿って周期的に東進する上空の気圧の谷に対応して前線上の低気圧が短い周期で東進し、沖縄付近では低気圧付近を中心に局地的に激しい雨になっているようです。

 そして梅雨前線の雨雲エリアと北の高気圧エリアの中間では、高気圧吹き出しの冷たく湿った東寄りの風、そして前線北側の暖かく湿った東寄りの風が優勢。
 両者の収束線や山岳風上斜面を中心に雨雲が発生し、上空の気圧の谷が通過中の関東東岸付近では特に雨雲が活発化していることがわかります。

 とうことは・・・現在西日本を通過中の上空の気圧の谷が抜ける明日、天気は回復することになりそうですが・・・???

昨日20時から今日08時まで12時間のレーダー画像と07時の推計気象分布

全国レーダー08時まで200523

 ※関東沿岸に停滞する低圧部北東側の雨雲・・・昨日に引き続きしぶとい。
  また、沖縄付近の活発な帯状の降水帯・・・同じ場所に停滞しないことを祈ります。

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 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってポイントを詳しくチェックしておきましょう。

GSM23日200523
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)のうち、注目したいものを黄色の点線で囲んでおきました。

 まず注目したいのは、東日本を通過して夜にかけて東海上に抜ける-10~15℃前後の寒気を伴う上空の気圧の谷。 足並み(位相)が揃わないまま東海上に抜けるものの、前面に位置する関東甲信~東北の大気を不安定にし、ぐずついた状態を継続させることになりそうです。

 また、夜にかけて北海道に接近する-15~20℃前後の寒気を伴う上空の気圧の谷。
 こちらも北海道の天気を崩すことに。

 そして今日、最も注目すべきは南西諸島付近に停滞する偏西風強風帯(ピンク)に沿って周期的に東進する上空の気圧の谷。
 梅雨前線を停滞させ、雨雲を周期的に活発化させると思われます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・一日かけて東日本を通過する上空の気圧の谷に対応して本州東岸付近に南北の降水帯が停滞。
 関東付近や東北太平洋側では今日も梅雨入り前の梅雨空?(梅雨のはしり)が継続。

 引き続き気温の低いヤマセの状態が続き、上空寒気南下のピークには局地的に雷を伴う強い雨になることも想定されます。

 またこの降水帯、夜にかけて北上。
 寒気を伴う上空の気圧の谷が北海道に接近する夜には、道東付近に達するようです。

 そして、梅雨前線による大雨が心配される沖縄付近。
 夜にかけて低気圧が発達しながら接近。
 風雨が強まることが心配されます。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それではGSMモデルで確認したチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ200523

 紫色は下層雲。

 例によって詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 沖縄付近に梅雨前線・・・明日未明に低気圧が通過した後、いったん南下する模様。
 明朝までは大雨に要警戒!

 そして関東以北・・・本州東岸は、降水域が北上するものの下層雲はかかりっぱなし。
 午後、日本海の北東風と太平洋から吹き込む南東風が内陸で収束。
 このタイミングで降水域が拡大するかもしれません。

 そして・・・少なくとも今日いっぱい、回復という雰囲気ではなさそうですね?

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 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/

 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     


 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue


 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。

          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html



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Source: 気象予報士Kasayanのお天気放談

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